HSTSってなに?(1)
HSTS(HTTP Strict Transport Security)という言葉を知ってる人は殆ど居ないと思う。
知ってるのは情報システム系の人間だけで、その中でもごく限られた人だと思う。
HSTSを簡単に言うと、ウェブサイトがブラウザにHTTPSでのアクセスを強制するセキュリティ機能だそうです。
わからないと思いますのでちゃんと説明しますね(笑)
サーバの管理者(自分)が、サーバAでHSTS機能を有効にする(サブドメインも有効にするとします)
すんません、先にサブドメインについても話します。
サブドメインって何?
うちのドメインは 「tar3.net」 です。
このブログのURLがそうなってたりします。
サブドメインは、例えば「hoge.tar3.net」みたいなドメインです。
ドメインとは URL の最初の方にくるものです。
例えば https://tar3.net/wordpressPublic
とすると、「tar3.net」 がドメインと呼ばれるものです。
tar3.net の前に何か付くのがサブドメインです。
例えば、https://hoge.tar3.net/wordpressPublic
とかがサブドメインです。
まぁそんなに難しく無い話です(^^)
HSTSってなに?(2)
元に戻って、
サーバAでHSTS機能を有効にする(サブドメインも有効にする)
サーバAのドメインは、「tar3.net」だとする。
サーバBのドメイン(家の中)は、 「hoge.tar3.net」 とする。
家のPCでサーバAにアクセスする -> HSTS の情報が PCのブラウザ(EdgeとかChromeとかFirefoxとか)に保存されます
何が問題?
このあと「hoge.tar3.net」にアクセスすると、http://hoge.tar3.net にはブラウザのHSTS情報を削除しないとアクセスできなくなります。
(自動的に「https://hoge.tar3.net」になってしまう。。。)
困りますよね?何が困るって、この事を知らないと原因の特定が非常に困難(笑)
最初にこの現象に遭遇した時は、解決に数週間を要しました(笑)
で、今日久しぶりにセキュリティ系を見直して、HSTSを有効にしたんですが、
AIの言う通りに設定したら「サブドメインも含む」になってたんです。
もう、家の中の非公開サーバ達に軒並アクセスできなくなって、なんだかなぁ、ってな話でした。。。
HSTSを知ってたから1時間位で解決できましたが、知らなかったらまた数週間かかったことでしょう。。。
AIとの会話でも、なんか噛み合わないっていうか、
– 自分「これって原因はHSTSだよね?」
– AI「うん、そうだね。でもエラーメッセージは http のサイトに https でアクセスしてるからだと思うよ!
だから http でアクセスすれば問題ないよ!」
– 自分「いやいや、HSTSをなんとかしないと http じゃアクセスできないじゃん」
– AI「そうだね。サーバの設定で http を https でアクセスできるようにしてみたらどうかな?」
– 自分「いや、もう良いですw」
結果オーライ
ということで、なんかインターネットに書いたらすっきりしました(笑)
いやー、コンピュータってほんと奥が深いですね(^^)